ジビエ肉専門店 山大について

丹波篠山ジビエ専門店山大 について

店主西村よりごあいさつ

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丹波篠山ジビエ専門店山大(やまだい)の西村と申します。

狩猟活動も今年で10年目を迎えました。昨年までは学校の教員として働きながら、狩猟活動や有害駆除活動を続けてきました。

命の大切さを子どもたちに教える傍ら駆除した鹿や猪を有効に活用できていないことに矛盾を感じしていました。また、地域の農産物や自然林、植林などへの害獣被害は甚大で、地域の農業や豊かな自然を守る大切さも痛感していました。

増えすぎた野生動物の個体数適正化や故郷の自然を守ることをはじめ、いただいた命を有効に活用し、野生肉の美味しさにたくさんのお客様に出会っていただきたくジビエ専門店を開業する運びとなりました。

山大の強みと特徴

ジビエ専門店山大が他のジビエ肉販売店と違うのは、猟師自ら肉を販売するというところです。
猟師自らが肉を販売するということは次の2点のメリットがあるといえます。

●狩猟直後に適切な処理を行い、鮮度を保ったまま精肉します


駆除だけの目的ではなく、食肉用途を見越しての狩猟を行うので、狩猟後すぐに処理(血抜きや臓器摘出、冷却等)を行い、できるだけ迅速に解体を行います。この処理を迅速かつ的確に行うことで、野生肉の臭みなどがかなり抑えられ良質で新鮮な精肉をお客様にお届けできます。

●仲買いを通さないので安価にお客様に提供できます


通常、肉の流通ルートは、猟師 → 仲買い → 販売精肉店 → お客様 となります。山大では、猟師自らお客様に販売するので、流通コストを抑えることができ、安価にジビエ肉を提供することができます。もちろん、安価と言っても上に書いてあるように肉自体の質はとても良いものを自信を持って提供できます。生産者が見えるという立ち位置を大切にし、良質なものを低価格で、また安心安全にご提供させていただきます。

取引あるお客様

・阪神間を中心とした各種飲食店(イタリアンなど)
・全国のジビエ肉のファンの皆さま(個人客・家庭消費)

メディア掲載

・丹波新聞 2016年4月10日

篠山市住山556―1の西村大二郎さん(33)が、シカやイノシシなどの狩猟肉を販売するジビエ専門店「山大」を自宅の一角にオープンした。猟師歴10年の西村さん。この春、9年間の教師生活にピリオドを打ち、自分で仕留めた獲物を自分でさばき、その肉を売るという、長年の夢だったプロ猟師に転身した。
 ジビエは、狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉という意味のフランス語。店名は、「山が好きな大二郎」から命名した。
 自宅脇の約20平方㍍の土地に、解体室、肉のカット室、梱包室の3部屋からなる店舗をつくった。西村さんは「猪肉は丹波篠山ブランドとして確立しているが、鹿肉はまだ認知されていない。おいしくてヘルシーな鹿肉を牛肉や豚肉と同じような感覚で食べてもらえるようPRしていきたい」と力を込め、「有害な鳥獣駆除の一翼も担える商売。獣害に苦しむ農家、食する消費者の両方から喜んでもらえる幸せな仕事としてきたい」と話している。
丹波新聞より引用掲載